これまで、鍼灸と漢方による治療で痙性斜頸が完治したことを書いてきました。
実際のところ治った要因はそれだけでなく、自分なりに色々と実践してきたことにより完治したと思っています。
今回は、痙性斜頸を完治させるために行ってきた4つのことについて書きます。
1.瞑想
薬に頼らずにストレスを減らしたり、自律神経を整える方法はないかな?と色々調べてみたところ、マインドフルネスというものを知りました。
口コミで評価が高かったので、下記の本を読んでみることに。
まず、いかに脳を常に、無意識のうちに使っていたかに気づかされました。それがこの本を読んでの一番の収穫でした。
実践内容はというと、この本に書かれていることをすべて行うのは意志の弱い自分には難しかったので笑、以下の2つだけ行っていました。
・「今」に集中する。今行っていることと関係のないことが頭に浮かんできたことに気づいたら、考えないようにする。
・寝る前に腹式呼吸をしながら瞑想する。そのまま寝る。
これだけでも、緊張感やストレスが減った気がします。余計な心配や、なにかを考えすぎてしまうということが減りました。以前よりその時を楽しめるようになったと思います。
自分の気持ちにちゃんとその場で気づけるようにもなりました。
イライラしている、疲れた、など、自分のことでも気づけていないことが結構あったんだなぁと。。
以前より無理をしなくなりました。自分のキャパがわかってきた感じです。
2.ストレッチ
筋肉も関係あると思っていたのと、もともと肩や首の凝りもあったので、ストレッチも毎晩行っていました。できる限り正しく行いたかったので、ストレッチについても本を購入しました。
行っていたのは首や肩まわりのみです。あとは適当に伸びたり…。
3.体を温める
昔から手足が冷たいことが多かったのですが、良くないことだとは思っていませんでした…。
鍼灸に通い始めて冷えに気づいたのを機に、自分でも色々気をつけてみようと思い立ったのです。
・首にはストールやマフラー、足首、手首にはレッグウォーマーをして冷やさないようにする。少し暑いくらいがちょうどいい。
・靴下を2枚はく(絹の5本指ソックス+綿の靴下)
・腹巻をする。
・あたたかいものを食べる、飲む。
・肩まで湯船につかる(鍼の先生にすすめられました)
以前よりだいぶ冷えなくなりました。冷えているのに平気で足首を出したりしていたそれまでの生活を本当に反省しました。。
4.日記をつける
一言でも、殴り書きでもいいので、とにかく毎日気づいたことを書くようにしていました。病気のことだでなく、仕事やその他なんでも。良かったことや、少しでも変化したことなどをささっと書いておきました。些細なことでも記録しておくことで想像以上の気づきが得られ、前向き気持ちになれました。
その他に気をつけたこと
出来る限り、それまで通りの生活を心がけるようにしていました。家事、料理、仕事。
しかし首が痛かったりいつもより調子悪いなと感じたときや、仕事中は常時、ネックサポーターを着けていました。結局ほぼ毎日です。
私が使っていたのはこちらです。
主に色で選んだのですが、着け心地も割と良かったです。はじめて着けたときは、おお、首が楽になった!と感じました。肩に変な力が入らなくなるのです。
あごをネックサポーターに少し乗せると、いつもよりやや前に向きやすくなる感じでした。
首がおかしくなっていることが恐らく見た目からわかるので、何も着けないでいる時よりも周りの人の視線が気にならなくなったように思います。
そのほかは、早めに寝る、バランスよく食べる、などです。snsなどネットもほとんど見ませんでした。ガラケーを使っていたし…笑
こうしてみると、どれも健康的な生活をするのに基本的なことかもしれません。 痙性斜頸になるまでは、こういったことに少々無頓着だった気もするので、もっと自分を知って、体や気持ちを大切にしてくれー、そのほうがこの先の人生もうまくやっていけますよ、というメッセージだったのかもなぁと思います。
治ったからこそ言えることではありますが、今では痙性斜頸になったことに感謝しているくらいです。
治る頃には首が曲がっていることをほとんど気にしなくなっていて、いつか治ればいいなぁくらいに思っていました。
なかなか効果が現れなくても続けることが大事、ということも学びました。
痙性斜頸に悩んでいる方が、少しでも良くなっていきますように。